2023年度 地区懇談会(教育懇談会/就職懇談会)
2023年9月2日(土)開催北海道地区(札幌市)教育懇談会【中止】
2023年10月7日(土)開催予定 信州地区(長野市)教育懇談会
2023年10月14日(土)開催予定 東北地区(仙台市)教育懇談会
2023年10月15日(日)開催予定 東北地区(盛岡市)教育懇談会
2023年10月21日(土)開催予定 九州地区(福岡市)教育懇談会
2023年10月28日(土)開催予定 東海地区(静岡市)教育懇談会
2023年11月11日(土)開催予定 近畿地区(大阪市)教育懇談会
2023年11月12日(日)開催予定 中国・四国地区(岡山市)教育懇談会
2023年11月25日(土)開催予定 沖縄地区(那覇市)教育懇談会
2023年度 関東地区(1・4年次)教育懇談会
6月17日(土)、浦安キャンパスで2206大講義室で1・4年次の学生の保護者を対象にした「関東地区懇談会」が開催され、口腔保健学科のみ、学科説明会もあわせて行われた。
全体会
初めに、教育後援会の山﨑康弘会長が「コロナ禍の3年間、保護者として感じたのは、大学の教職員の皆さんの学生をコロナから守りつつ、教育は止めない、就職もあきらめないという強い意志です。明海大学は本当に学生のことを考えてくれる大学だと感じました」と挨拶。続いて 大学から内苑孝美副学長が登壇し、「本日は保護者の皆さまが聞きたいことにできる限りお答えしていきます」と述べた。
近年の就職活動の様相
<就職率について>
この春の卒業生の就職希望者に占める就職率は「97.2%」で前年と比べ、1.7ポイント増だった。これは、新型コロナ感染症による社会状況が落ち着いてきたことで、企業の採用意欲が高まってきたことが要因と考えられる。また、日本語学科、中国語学科、ホスピタリティ・ツーリズム学科は就職率100%を達成。初めての卒業生を送り出した口腔保健学科も就職率100%を達成した。そして、今年度4年生の大卒求人倍率は1・71倍で前年の1・58倍から上がっているという。
<就職活動について>
近年の就職活動はインターネットを利用して行われる。オンライン面接はコロナ禍が落ち着いた後も、引き続き面接方法として定着している。また、就業体験として位置づけられていたインターンシップが、企業側が学生を集める手段のひとつとして位置付けられるように。3年生の夏からインターンが始まることを勘案すると、3年生に進級したころから積極的な情報収集、活動が求められる。就職活動のスケジュールは4年生に上がる3月1日から企業の「広報活動」が開始され、企業へのエントリーが始まる。6月1日からは「採用選考活動」がスタートし、面接や試験等が行われる。しかし近年は、3月よりも前から学生にアプローチする企業が増えるなど、就職活動は早期化する傾向にある。今年度は求人倍率の増加と早期化に伴い、5月15日現在、現4年生の内定率は72・1%という調査結果もある。就職活動における家族への要望として、「本人の価値観を認める」ことが大切で、会社の名前や規模で判断せず、本人の希望を優先してほしいと大田原課長は話した。
大学近況報告
大学の近況報告として大澤貴士学生支援担当課長から、体育会の活動について、空手道部、陸上競技部、女子バレーボール部の活躍ぶりを話した。また、「コロナ禍の落ち着きにより、留学が再開しているので、興味のある人は相談してほしいと」と話し、修学支援業務も引き続き行っていくと語った。
個別面談会
全体会終了後は、個別面談が行われ、担当教員が学生の普段の様子などを個別に話した。個別相談ブースでは、留学や就職、出席や奨学金などの相談に職員が応じ、口腔保健学科のみ、別室で学科説明を行った。それ以外の学科は学科教員による個別相談が行われた。
参加者(保護者)の声
<口腔保健学科1年生 保護者>
学科説明会では歯科衛生士の仕事について丁寧に説明していただき、わかりやすかったです。資格も取れる大学として明海大を選んだので、しっかり勉強してもらおうと思います。
<経済学科1年生 保護者>
来校してアットホームな雰囲気の大学だと実感しました。授業も小グループなので友達もすぐできたと息子から聞きました。毎日楽しそうに通っています。
<HT学科1年生 保護者>
インターンシップのことなどを説明してもらいました。息子はあまり積極的なタイプではないので、面談で先生からいろいろなアドバイスをいただけたので参加してよかったです。
<経済学科1年生 保護者>
いい意味でイメージと違う大学でした。息子のことを直接知っている先生と面談できるなど、きめ細かい対応が大学でも受けられるとは思っていなかったです。今日は事前に質問を考えてきたので、すべて聞くことができて安心しました。
7月15日(土)、浦安キャンパスで保護者に向けた「関東地区就職懇談会」が開催された。
「関東地区就職懇談会」は3部構成となっており、第1部は明海大学の就職活動支援の取り組みについて、第2部は外部講師による「現在の就職を取り巻く環境について」の講演、第3部では現4年生たちによる就職活動についてパネルディスカッションが行われた。
教育後援会会長挨拶
開会に際し、教育後援会の山﨑康弘会長が「1年生、2年生、3年生の保護者の皆さんにも現在の就職活動の様子をお伝えしたい」と挨拶した。
明海大学の就職に対する取り組みについて
大学の「キャリアサポートセンター」センター長も兼務している内苑孝美副学長が、大学の就職状況や大学としての取り組みについて説明した。今年3月に初めて卒業生を送り出した口腔保健学科については、国家試験の受験があるため、他の学科とは就職のスケジュールが大きく異なる。今回はそれ以外の学科生を対象とした説明を行うとした(口腔保健学科の保護者へは後日別途説明会を開催予定)。
<明海大学の就職状況>
明海大学への昨年度の求人数は1万3000件を超え、コロナ禍前とほぼ同じにまで回復している。今年度も6月1日現在、1万1000社からの求人があり、昨年度同月と比べると増えている。一般的に内定式が行われる10月1日以降も大学には求人がくるので、卒業を迎える3月まで学生の就職をバックアップする。
大学がキャリアサポートセンターを設置してから順調に就職率を伸ばしており、2020年度は97.4%となった。2021年度はコロナ禍で数字を減らしたものの、今春は97.2%に回復。学科別に見るとホスピタリティ・ツーリズム学科は100%の就職率を達成、これはコロナ禍も含めて9年連続、中国語学科も3年連続で100%を達成した。日本語学科と口腔保健学科も同じく100%を達成している。
<1年生からのキャリア教育で就活の早期化に対応>
高い就職率を支えているのが、1年生から4年生まで一貫して行う明海大学独自のキャリアサポート制度「MGO」である。
1年生から将来を考える「キャリアプランニング」の授業を必修化。就職を早くから意識させ、就職活動に必要な「対人基礎力」の養成を始める。2年生からは「公務員向けプログラム」も始まり、個々の学生の夢の実現に寄り添った対応を行う。3年生からの「キャリアデザイン」という科目は選択制となる。これは、大学院進学や家業を継ぐなど、就職以外の進路に進む学生のためだが、履修すると「就職コーチ」がマンツーマンで進路決定まで、就職活動をサポートしてくれる。就職を希望する学生にとっては強い味方になるため、「保護者からも履修を勧めてほしい」と内苑副学長は強く訴えた。
近年は、主に3年生で行う「インターンシップ」を通して企業が学生にアプローチしたり、3月の「就活解禁日」よりも早期に採用活動を始める外資系や中小企業が増加するなど、就職活動開始時期が早まる傾向にある。明海大学では1年生からのキャリアサポート制度を生かして、早期化にも対応していきたいと話した。
講 演「就職環境を取り巻く環境変化とサポートのあり方」
(株)リクルート Division統括本部HR本部 新卒Division営業統括部
学生キャリア支援推進部 部長 吉田 純子 氏
(株)リクルート Division統括本部HR本部 新卒Division営業統括部学生キャリア支援推進部部長吉田純子氏から「就職環境を取り巻く環境変化とサポートのあり方」について講演があった。
<保護者世代との環境の違い>
保護者世代が就職活動をしていた1990年代と比べると製造業従事者が減り、サービス業従事者が増えている。また、大学を4年で卒業した人の職業寿命は約48年。だが、一昨年の数字で企業寿命は約23年だ。保護者世代でいわれた「終身雇用」が成立しづらく、転職が一般化しているのだ。
まさに「Z世代」と言われる現在の大学生は、「真のデジタルネイティブ」と言われ、子どものときからスマートフォンやインターネットが身近にあった世代で、扱いにも慣れている。現在の就職活動はデジタル化しており、保護者世代のハガキによる資料請求や紙の履歴書は、すべてインターネットに置き換わっている。また、面接もコロナをきっかけにオンライン化が一気に進んだ。オンライン面接は移動の時間や費用が省けるために、地方の学生にとっても、地方の優秀な学生と接点をもちたい企業にとってもメリットがあるため、今後も継続していくとみられている。一方で、会社を訪れることで、学生は社風を、企業側は実際に会ったときの印象を感じたいとの思いから「最終面接は対面で」という流れも出来つつある。
<現在の求人状況>
現4年生への求人倍率は1.7倍。これはコロナ禍前の水準に戻りつつある。しかし、求人倍率は企業規模や業界によっても大きな差がある。
まず、従業員規模別に見ると従業員300人未満の企業からの求人は6.19倍。一方、5000人以上の企業からの求人は0.41倍である。また、業界別では建設業が13.74倍、流通業が10.47倍であるのに対し、金融業は0.21倍だ。建設業の人手不足は今後も続くと思われる。
<就職活動の早期化>
少子化により、企業側の学生へのアプローチが早まっている。そのひとつが「インターンシップ」で、本来は職業体験を指すものだったが、3年生3月の就活解禁日よりも前に学生へのアプローチに使われている。2025年卒の学生からはインターンシップを定義化し、条件を満たせば正式に採用活動として活用できるようになるという。
また、学生が自分の自己PRや大学で取得した資格などを登録し、企業からのアプローチを待つ「スカウトサービス」も増えており、就職活動自体も多様化していることにも留意したい。
<親の就職活動への関わり方>
子どもの進路選択について、以前は保護者に対して「干渉しすぎだ」と感じている子どもの割合が多かったが、現在は「(保護者の関わり方は)ちょうどいい」と答える割合が7割を超えるという。進路を決めるのは学生自身だが、保護者は頼りになるサポーターとして活動を見守ってほしいと語った。
パネルディカッション「4年生が就職活動を語る」
既に就職活動を終え、内定先が決まっている学生6名がパネリストとして登壇し、下地信也総合教育センター講師がコーディネーターとなり、パネルディスカッションを行った。
パネリスト
氏 名 | 所 属 | 就職内定先等 | 就職活動詳細 |
松本 夏保 | 外国語学部日本語学科 | スポーツ業界(トレーナー) | 説明会4社程度、内々定2社 |
大貫 凌輔 | 外国語学部英米語学科 | IT業界(システムエンジニア) | 説明会15社程度、内々定1社 |
佐藤 華織 | 外国語学部中国語学科 | 自動車業界(営業職) | 説明会15社程度、内々定2社 |
村上 風日 | 経済学部経済学科 | 金融業界(営業職) | 説明会15社程度、内々定3社 |
音地 裕大 | 不動産学部不動産学科 | 不動産業界(営業職) | 説明会14社程度、内々定5社 |
長岡 智香 | ホスピタリティ・ツーリズム学部 ホスピタリティ・ツーリズム学科 | ホテル業界 | 説明会10社程度、内々定3社 |
【コロナ禍でどう学生時代を過ごしたか】
ー今回集まってもらった4年生に共通するのはコロナ禍に入学し、1、2年生の間はほぼオンライン授業で、行動が制限されていたということ。その中でどんなことに力を入れてきたか教えてください。
<村上>
3年生になって、これまでできなかったことを取り戻したいと思い、オープンキャンパスのスタッフなど、さまざまなことにチャレンジし、留学もしました。
<音地>
3年生からは資格取得の勉強をしました。
<長岡>
学生団体の役職を務めたり、インターンシップに参加したり、コロナ禍だったかと思うほど忙しかったです。
―コロナを言い訳にせずに、できることを見つけて挑戦していたのがわかりますね。
では、就職活動を意識し始めたタイミングについて教えてください。
<音地>
3年生の夏に地元の友達が就活していると聞いて「まずいな」と思いました。でも本格的に動き始めたのは3年生の3月です。
<松本>
キャリアデザインの授業です。それまで漠然とスポーツ関係の職に就きたいと考えていたのですが、授業でほかの学生の話を聞き、とても刺激を受けました。
<大貫>
私もそれまではニュースを見て、コロナで就職に苦労するのではないかとなんとなく不安でしたが、大学の授業を受けて就職への関心度が上がりました。
―3年生が多いですね。皆さんが授業を活用していたのがわかります。学生時代にやっておいてよかったことは?
<松本>
部活動では年代や立場の違う人の考え方を知ることができました。
<村上>
資格の取得です。金融業界で働くのに必要な「外務員資格」を持っていたことは、信金への就職に有利に働いたと思っています。
【就職活動での苦労と保護者に望むこと】
―就職活動で大変だったことは何ですか?
<佐藤>
3年生になってすぐに頑張りすぎてしまい、秋冬は疲れてしまいました。2月の学内セミナーからまた集中しました。
<大貫>
エントリーシートの作成です。書くのが難しく、周囲に協力してもらいました。
<長岡>
友人が内定をもらったと聞いて、焦ってある企業の面接を受けたのですが、きちんと自己分析、企業分析していないとダメだと気づきました。
ー最後に保護者の皆さんにメッセージをお願いします。
<松本>
私自身は姉からの小さなアドバイスが役に立ちました。保護者の経験談をお子さんに話してあげてください。
<大貫>
本人の気づかない点を客観的に見ることができる親や友人からの助言はありがたいです。
<佐藤>
就活中は不安だらけ。精いっぱい応援してください。
<村上>
もう大人なので子ども扱いはしないでほしい。でも、うまくストレスのはけ口になってあげてほしい。
<音地>
適度にほめてくれると、やる気につながります。
<長岡>
私は親には相談せず、結果だけを報告。でも全力で喜んでくれたのがうれしかったです。
【参加者の声】
<経済学科2年保護者>
大学の支援制度を知って安心しました。コロナ前とコロナ後の動向の違いもわかりました。先輩たちの就職先も参考になりました。
<中国語学科3年保護者>
「エントリーシート」など、就職用語の意味がわかりました。就職活動のスタートなど、より早い動きが必要なんですね。うちはのんびりしているので心配です。今日のことは今後の親子の話し合いの材料にします。
<ホスピタリティ・ツーリズム学科2年保護者>
就職の状況がよくわかり参加して良かったです。学生時代をどう過ごすかが就職活動にも影響するという話などは、早めに知っていないと対応できないですね。
8月26日(土)、浦安キャンパスで、関東地区教育懇談会が開催された。6月開催の1・4年次に続き、今回は2年次と3年次の学生の保護者を対象に行った。
全体会
教育後援会の山﨑康弘会長は「暑い中お集まりいただきましてありがとうございます。保護者の皆さんが気になっていることをお気軽に相談、質問してください」と挨拶。続いて大学を代表して内苑孝美副学長が「今年度はイベントや海外研修などが再開し学内の様子がコロナ禍前に戻ってきています。3年生は就職活動が始まってきているので保護者の皆さんの心配を少しでも解消したい」と述べた。
就職状況は復調コロナ前に戻る
就職状況について、大田原長茂就職支援担当課長が報告した。2023年春に卒業した学生の就職率(就職希望者に対して就職した人の割合)は、97.2%でコロナ禍の前年度よりも1.7ポイントアップ。コロナ以前の水準に回復したといえる。日本語学科、中国語学科、ホスピタリティ・ツーリズム学科、口腔保健学科は就職率100%を達成。特に、口腔保健学科は初めての卒業生を送り出したが、他の文系学科とは就職活動の時期ややり方が異なる中で100%を達成できたことに教職員の喜びも大きかったという。
また、大学への求人数が前年比123.3%に増加したことを挙げ、「『明海大の学生を採用したい」という企業の姿勢が伺える』とした。
就職先を見ると、中国語学科は卸・小売業が多く、ホスピタリティ・ツーリズム学科、日本語学科、英米語学科、経済学科はサービス業が中心だった。
<3年生の夏から就職へ向けて動き出す>
就職活動のスケジュールは今年度も例年通りで、4年生になる直前の3年生の3月1日から企業の「広報活動」がスタートし、説明会への申し込み等が始まる。4年生の6月1日からは「採用選考活動」が始まり、面接や試験などが行われる。しかし近年は、就職活動の開始時期が早まっているという。外資系企業など、このスケジュールに準じていない企業が増えていること。また、3年生の夏に実施される「インターンシップ」が、就業体験としての側面のほかに、企業側が学生を集める手段の一つとなり、採用活動につながっているケースもあるということ。インターンシップを申し込むときから、「就職活動が始まっている」ということに留意したい。
就職活動における保護者の関わり方として、「学生本人の価値観を認め、適度な距離感を保ち、身近な社会人として学生から求められたときにアドバイスしてほしい」と語った。
学生が修学を続けるためのサポート
学生生活については、大澤貴士学生支援担当課長が報告した。学生支援課では年4回、学生の出欠調査を行っている。これは欠席が多い学生は、修学する意欲をなくしてしまう傾向にあるため、早めに該当学生を見つけ、課題解決へと導くもの。「コロナ禍で授業などの学生生活や、気分の落ち込みなど、どんな悩みでも大学に相談してほしい」と話した。
個別面談会
全体会終了後、口腔保健学科の保護者は別室で説明会と個別面談を、それ以外の学科の保護者は体育館で担当教員と個別面談を行った。また、留学や就職など専門の担当者による相談ブースも設置され、多くの保護者が熱心に相談していた。
参加者(保護者)の声
<英米語学科3年生保護者>
地区懇談会で就職に関する情報を得ることができたのは良かった。明海大学はきめ細かく対応してくれるのでありがたい。就職については息子に任せているが、今日のことをきっかけに話をしたいと思う。
<不動産学科2年生保護者>
息子から大学の話を聞くことがないので、近況を先生から教えていただけるのがうれしいです。卒業後の進路について、先生からアドバイスをいただくこともできたので参加して良かったです。また来年も参加します。
<口腔保健学科3年生保護者>
授業の進み方や就職など口腔保健学科だけの説明会があったのが良かったです。面談では就職について具体的なお話を聞くことができ、不安が解消しました。実習が始まり、娘は家でもよく勉強しています。国家試験合格までサポートしていきたいです。
<日本語学科3年生保護者>
地区懇談会は大学の近況がわかるので楽しみにしています。就職情報は3年生までに聞いておかないと4年生では遅いですね。就職について、こういう職業・職種が向いているのではないかと客観的なアドバイスを先生からもらえました。
9月23日(土)「ホテルグローバルビュー新潟」にて北陸地区教育懇談会が開催された。
全体会
開会にあたり浦安キャンパス教育後援会の大貫まどか副会長から「教育後援会は各学年5名ずつの代表を選出して活動しています。一番力を入れているのがこの地区教育懇談会で、保護者の皆様との対話を目的として、今年度は6~11月にかけて全国10カ所・計11回開催します。大学の環境や、教職員がどのように学生と向き合っているのかを知るための機会として活用していただき、教員との個別面談も有意義な時間になれば幸いです」と挨拶があった。
続いて下田直樹経済学部長が登壇し、公務で出席が叶わなかった中嶌裕学長に代わり挨拶を行った。冒頭で「高校生までは必ず家に帰ってきていたお子さまと離れて暮らすのは、大変な不安があったと思いますが、ご安心ください」と語り、教職員に対する言葉使いを例に挙げて、大学生活を送りながら学生たちが日々成長を遂げていく様子を伝えた。さらに教育とは大学教職員と保護者・保証人の皆様との共同作業・コラボレーションだと思うとも述べ「心配はあると思いますが、とことん信じて見守っていただきたい。大学では教職員が学生一人ひとりを見て指導していきます。」と語った。
大学近況報告
大澤貴士学生支援(学生支援担当課長)からは大学近況報告が行われた。2023年度の学生数や入試傾向についての説明があったほか、3月30日に4年ぶりとなる対面の新入生歓迎会が行われたこと、11月3・4日には明海祭も実地開催予定と伝えられた。また、学生支援課(学生支援担当)が力を入れている授業出欠席状況調査については「欠席が多い学生が修学意欲を失う前に、早期発見・問題解決へと導きたい。もし欠席が続いた際には、その理由をぜひ聞いてあげてほしい。」と話した。大学生活での困り事があった際には幅広く支援している『修学継続支援・相談室』があることも紹介し、「お子さんから相談があった場合は、保護者の皆様からも『相談してみては?』と働きかけてほしい。」と述べた。就職については、公務員などを除いた民間企業への就職をメインに説明が行われた。現4年生の大卒就職倍率は1.71倍となっているが、従業員規模や業種によっても差が大きく、いろいろな業種を見て視野を広げることが重要であること。採用については3年生の3月から企業の広報活動、4年生の6月から採用選考活動というスケジュールに大きな変化はないが、すべての企業が準じているわけではないと説明。早い時期からの情報収集、インターンシップへの参加、エントリーシートの書き方、オンラインへの対応など、保護者世代とは違う就職活動の詳細について説明があった。
個別面談会
全体会の後は各学科教員との個別面談が行われ、時折笑顔や笑い声を交えながら和やかに進められた。
参加者の声
<経済学部経済学科2年生の保護者>
ちゃんと大学でやっているのか、という心配はありますね。本人の主観だけでは心配なので、先生方から「出欠も成績も上手にやっていますよ」と言われて安心できました。
<経済学部経済学科3年生の保護者>
単位取得の件で、大学の方から連絡をいただき参加しました。本人はどんと構えているので焦っている様子もないのですが、大学から詳細を説明していただけるのはとても助かります。
<保健医療学部口腔保健学科2年生の保護者>
初めての参加です。私も卒業生で、親子で明海大学にお世話になっています。子どもが自分で選んだ大学ですが、私の母校でもあるのでうれしく思いました。面談では、しっかりやっているので大丈夫と聞き安心しました。