５月20日（土）、浦安キャンパスで、「２０２３年度浦安キャンパス教育後援会評議員会」が開催された。当日は全国から評議員が集まり、事業報告や審議を行った。

   会議に入る前に、今年３月で退任した安井利一前学長が挨拶し「15年間お世話になりました。これからも教育後援会と大学で力を合わせて、学生たちの背中を押してあげる関係を続けていただきたい」と述べた。教育後援会からは感謝の意を込めて安井前学長に花束を贈呈した。

　 続いて、山﨑康弘副会長による開会の挨拶の後、黒田貴之会長は「大学卒業後は、子どもたちは社会人として羽ばたいていきます。教育後援会は保護者として活動できる最後の機会だと思っています」と述べた。次に中嶌裕学長が登壇し、「大学の授業はやっとコロナ前の従来型に戻りました。キャンパスという学生の人間力を培う場所が失われていたことは本当に大きい。これから挽回していきますので、今後ともご支援をお願いいたします」と挨拶した。

   評議員会の後半では、今年度の新会長以下役員が選出され、承認された。その後の審議は、議長を山﨑康弘新会長とし、今年度の予算や事業について審議がなされた。評議員からの質疑に対して、大澤学生支援担当課長らが回答し、賛成多数で可決された。また、今後も後援会の業務を学生支援課でフォローしていくとした。

   予算について、山﨑会長は「コロナ禍でイベントが減り、教育後援会としてすべての学生を支援するために繰越金を有効活用するにはどうしたらよいかを協議してきた」と述べた。それに対し参加した評議員からは、「教育後援会が行っている学生食堂での既存の援助（定食注文時のサラダ等のサービス）について『食生活は親として心配。バイトができない学生もいるので、さらに援助してほしい』との要望や、別の評議員からは『コロナ禍で学位記授与式が開催できなかった年の卒業生へ式典等を検討してほしい』との意見も上がった。